脳科学の観点より、多くの人が「ダイエットに失敗する理由」
こんにちは!沖縄那覇のパーソナルトレーニングスタジオstudio kinariのミナミです。
先日の海外出張から帰ってきて以来、仕事はありがたくも忙しくさせてもらってるは、ちょろっと引いた風邪をこじらせまくって咳喘息(咳喘息って聞いたことあります??)になったりと、なんだか上手く仕事のペースがつかめなかったのですが、やっと戻ってきた感じがします。
11月に予定されていたニューヨーク出張も、こんな感じでたるんでいてはいけないということで12月にリスケしましたので、普段いらしている皆さま、ご安心ください。直近、僕はどこにも行きません笑
さて、今月に入ってからこのサイトも「ミナミヨシト オフィシャルサイト」から「kinari ONLINE STUDIO」に変わり、新たに「(トレーニング)マスター会員」というサービスが発足したきり、上記の理由から全然更新が出来ず、多くのお客様から
「さっさとブログ書けや!!」
というお声を多数いただき、今に至るわけであります。(すみません。。。。)
そんな中で何を書こうかなと思っていたところ、お客様より面白い質問を頂きました。それが、
「長時間寝るのと、短時間寝るの、どっちが得だと思いますか??」
という質問。これは面白い。確かにどっちの見地からも意見がありますが、僕は完全に前者で、「長時間寝る」方が圧倒的にメリットが大きいと思います。
自他ともに認める人体オタクのミナミさん、ということで、僕が記事を書くわけですから「なんとなく」という文章ではなくて、今回は「脳科学的に」どうゆう根拠があってキチンと寝ることを推奨するのか、ということを書いていきたいと思います。
■本日の目次
□「顕在意識は氷山の一角」
□多くの人は自分の脳の「取扱説明書」を持ってない
□脳の可塑性(かそせい)とは
□ダイエットするなら「可塑性」を意識する
□その他の脳のメカニズムについては会員記事で更新
脳科学の観点より、多くの人が「ダイエットに失敗する理由」を触りだけ
「顕在意識は氷山の一角」
ということで本日はこんな感じの始まりですが、中には
「トレーナーなのに脳??」
と、ちょっと違和感を持たれている方もいるのではないでしょうか。
最近のブログの内容で「実は僕は大学は二つ行っていて・・・」というようなことを書いた気がしますが、二つ目に行った早稲田大学の人間科学部というところは結構面白くて、はっきり言って筋肉のことなんて多分勉強させてもらった全体の10%はないと思うんですよね。
じゃあ何を勉強していたのかというと、なぜか僕が選択した授業は「脳」関連のことが多かったんですね。
あ、これからさらっと大事なことを書きますけど、
筋肉って、脳が作ってる
わけです。筋トレっていうのは、環境適応によって発達するものですから。以前は出来なかったものが今では出来るようになるっていうのは、例えば、以前は10kgしか持てなかったものが、今では30kgまで持てるようになった、みたいな話というのは、脳が
「あ、この環境に適応出来るようにならないと」
というエマージェンシーから筋肉に対して命令を伝達しているわけですから。ちょっとこのへんはまた別の記事で広げても面白いところではあるんですけど、とにかく、
脳の仕組みはみんな同じだから、脳の仕組みを知らないとだいぶ損をする
ということをこれからの文書でお伝えしたいわけです。
で、かの有名なジームクント・フロイト先生(精神科医)の有名な言葉に
「顕在意識は氷山の一角」
という言葉があるわけですが、お聞きになられたことはあるでしょうか?
よくこの分野の学習をすると見るのがこちらの図↓

よく、「人間は普段脳の10%くらいしか使っていない」というようなことが言われますが、要はここからきているわけです。
なので、如何にしてこの残りの90%の「潜在意識」を使えるようにするかが仕事でも勉強でも目標達成的にはかなり違いをもたらすことなんですよ、というのがこの辺の話の一番最初の「肝」だったりします。
多くの人は自分の脳の「取扱説明書」を持ってない
これ、結構なパワーワードじゃないです??
「人間は普段脳の力の10%しか使ってない。だから残りの90%を使えるようになろう」
みたいな。なんか、こうゆうのってスピリチュアルに感じる人がいるみたいですけど、違う違う。いいですか、「脳科学」ですよ。科学!きちんと研究に研究を重ねて論理的に説明できる分野なわけです。
そもそも僕は普段のトレーニングのセッション中ですら根拠のあること以外は言いません。なんでもいいですけど、「糖質制限」とかを推してるトレーナーって、どのエビデンスを持ってきているんですかね・・(ボソ)
で、脳にかなり近いものというと「パソコン」がそうだったりします。というか、そもそもパソコンは人間の脳をモデリングして作られています。ハード(MacとかPanasonicとか)があって、OS(Mac OS、Windows)があって、アプリ(Word、Exel、Power Pointとか)があるのはお分かりかと思います。
で、パソコンのOSはスイッチ入れれば勝手に起動するじゃないですか。でも、人間の脳のOSは勝手に起動してくれない、というか、半自動だったりするわけです。
つまりですね、多くの人が自分の脳の「取扱説明書」を持ってないわけです。なので「脳の使い方」を知らない。脳の100%ある力のうち、10%しか使えない。
で、この「脳のOS」に相当するものがいくつかあるんですけど、本日の記事ではそのうちの一つ「可塑性(かそせい)」ということに言及していこうと思います。(あれ、本来の趣旨と違ってきてる??いや、ちゃんと最後は本流に戻しますので、もうしばらくお待ちを)
脳の可塑性(かそせい)とは
可塑性(かそせい)っていうのは科学用語なんですが、調べるとめちゃくちゃ難しい説明が出てきます。なので、僕から超簡単に説明をすると
「一度に少しだけ変わることが出来る性質」
ということでご理解いただければと思います。で、この可塑性の逆が「変わらないこと」、つまり「安定化」なわけです。つまり
安定化と可塑性
というアンビバレンスな関係です。
で、脳というのはこのどちらも性質もあるわけです。つまりですね、よくある討論テーマで、
「人間は変われるのか?」
というテーマがあると思いますが、脳というのは
「一度に大きな変化を嫌う」
んですね。なので、一度に「少し」だけしか変われない」わけです。これが「可塑性」。
言い換えれば、「脳は基本的に変化を望んでいない」んですね。
例えばですよ、僕の記事をご覧頂いている皆さんは多くが社会人経験のある方だと思うので、職場によっては「モチベーション研修」とか経験されたことがある方もいるかと思います。
でもですね、先ほどから書いているとおり、脳というのは「一気に自分を変えることは恐怖」なわけです。
なので、そういうモチベーション研修でも、なんか尊敬する人の話を聞いてやる気が出たとか、有名人の講演会を聞いてテンション上がったとかっていうのは、一瞬はあるんですよ。
でも、そんなもん、一瞬です。それで成功しようというのは虫が良すぎ。無理無理。
いいですか、もう一度言えば、「可塑性」というのは誰もが等しくもっている脳の仕組みです。「一度に少ししか変われない」わけです。コツコツ少しずつ情報を入れていって変えるしかない。
先ほどの例で言えば、研修とか尊敬する人の話とかで一瞬やる気がドーンと出ると、可塑性の範囲を超えます。すると、脳は一気に変わることを嫌うので、反対の安定化が発動します。振り子みたいな話で、上限を超えると同じだけ反対の力が働くわけです。モチベーションというのは上げたら必ず下がる、というのは覚えておいてもいいかもしれないですね。
だから、小さな変化で脳の中に入れていくことが大事。ということです。
なので、先ほどの「人間は変われるのか?」というテーマに対して、これを脳科学の観点から言えば、
「変われるけど、一気に変わることは出来ない」
というのが結論です。
だって、そうじゃないですか。周りの人で
「私、●●さんの話を聞いてめちゃくちゃやる気が出ました!!!これから超がんばります!!!」
って言って、そのまま継続できた人なんていなくないですか??
そんなことが出来るならみんな億万長者ですよ。実はダイエットも同じ。
「明日からダイエット頑張ります!!」
と宣言した人が、数日後にはダイエットどころか逆にめっちゃ食ってるやん!!みたいなの、多くの人が身近な人でいるのではないでしょうか。
だからね、僕が自分のスタジオで、よくあるパーソナルトレーニングの
「2ヵ月でマイナス●●キロ減!!」
みたいないことをしないのはこれが実際の理由で、一気に変えたら一気に戻るしかないんですね。ダイエットって、科学ですから。根性でどうにか出来るならトレーナーはいらないとゆう。
ダイエットするなら「可塑性」を意識する
で、もうここまで読んでもらうと、既に何をお伝えしたいのかはほぼお分かりになるような感じもしますが、そうです。
「ダイエットはコツコツ続けることが大事」
ということなんですけど、当たり前のことのようで、科学的にも完全にそういうことになるっていう。
なので、コツコツ続けるっていうのはこの「少しずつ変えていく」ということが大事なので、いかに
「習慣化するか」
ということが大事なわけですけど、まぁこういうのは色んなテクニックがあって、僕なんかがよくおススメするのは
「今あるものの後ろにくっつける」
こと。朝起きて、顔洗って、歯を磨く、みたいな。
じゃあ例えば、サプリメント飲んでる人だとあるあるだと思うんですけど、結構飲み忘れたりするじゃないですか。洗面台のところに置いて、
朝起きて、顔洗って、歯を磨いて、サプリ飲む
みたいな風に、「今あるものの後ろにくっつける」ということが結構簡単。
筋トレもそうで、僕のお客さんだとこういうのをルーティーンにしている人が結構いて、
「歯を磨いている間にカーフレイズ(ミナミver)をするために、洗面台にボールを置いてます」
みたいな。カーフレイズっていうのはふくらはぎを鍛える種目で、いわゆる「踵上げ」なんですけど、僕の場合は単にふくらはぎを鍛えるだけでは面白くないので、ボールを使ってひと手間加えて、ふくらはぎからお尻まで一気に鍛える方法を教えています。余談ですけど。
なので、今回こんな感じの記事なんですけど、自分で書いておいて記事の本筋が
脳の仕組み(脳科学)のこと
になっちゃいましたが、結構面白くないですか??
その他の脳のメカニズムについては会員記事で更新
僕的に言えば「脳の取り扱い説明書」という言葉で表現するんですけど、ダイエットでも仕事でもなんでも、
「何か目標を達成しよう」
ということを考えるときに、脳の使い方を知らないとパフォーマンスが十分に発揮されないみたいなことってたくさんあるわけです。
なので、どれくらいの需要があるかわかんないですけど、いきなり「脳」とか言うとトレーナーとして求められている僕のニーズからちょっと外れちゃうので、他の色んな脳のメカニズムに関しては先日からご案内しているマスター会員の皆様向けに発信することにします。
あと、冒頭に書いた「長時間寝るのと、短時間寝るの、どっちが得か」という質問に関しては、これは脳のメカニズムが分かると明らかに「長時間睡眠」の方がメリットが大きいことが分かりますので、それも含めて別の記事で。
今のところ参加してくださっている方は僕と直接の知り合いが多いので、よければ直接コメント下さい。
というわけで、今回はここまで。
次回は脳のメカニズム(会員向け記事)ということで。
ではでは。
studio kinari ミナミ
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