とりあえずマシーン使ってトレーニングしていれば良い、なんてことは無いという話
こんばんは。沖縄那覇のパーソナルトレーニングスタジオstudio kinariのミナミです。
さて、本日はちょっと内容が長いので前置きを挟まずサクッと記事の更新をしていきましょう!
とりあえずマシーン使ってトレーニングしていれば良い、なんてことは無いという話
というわけで本日のテーマですが、僕のスタジオではマスターパックというオプションがあって、多くの人に利用して頂いているのですが、要は
「きっちり一回のコースで自分で自分の身体を変えるだけの知識と技術をつけれるようになる」
というオプションなのですが、そのかいもあって最近はお客様がトレーナー(僕)のところに来なくてもご自身で各地のスポーツクラブに行ってトレーニングをされる方が増えてきたなーという感じであります。
このオプションを作るに至った経緯は色んな思いがあるのですが(多くのジムが何回もお客様にコースのリピートをさせたりとか)、そうするとお客様がある時期に来るとよく聞かれる質問があります。それが、
「いざマシーンを目にすると、これで合ってるのかな?って思っちゃうんだけど、どうすればいいの?」
という質問が出てきます。本日はここから着想を得た内容になります。
大前提、トレーニングは筋肉のことを知らないと話にならない
で、上記のような質問「マシーンを使っていて、これで合ってるのかどうか分からない」という場合、その質問が出る根底には二つの原因があります。
原因①初めて体験するマシーンだからいまいち感覚が掴めない
まず、初めて使うマシーンだと感覚がうまく掴めずに、「あれ?これでいいのかな?」と思うことはごく自然なことです。
そもそも、人間が初めての動作を習得(神経筋コントロール)をするためには大体300~500回程度の反復が必要とされています。
ですので、こちらが原因の場合は特に問題ありません。単なる実践不足ですので、これからガンガンやっていけば問題ありません。
問題は次です。
問題②マシーンを見て、どこの筋肉が鍛えられるのかが分からない
これはですね、良くないです。こういう方はジムに行く前に少し知識を入れてからじゃないと、毎月ジムに払っているお金を無駄にする可能性がグッと高くなります。
例えば、大体スポーツクラブに行くとよくあるマシーンで「レッグカール」というマシーンがあります。コチラ↓

どうでしょう?スポーツクラブに行ったことのある方であれば、見たことある!という方は多いのではないでしょうか。
このレッグカールマシーンというのはこう使います↓

これでどこを鍛えられるかというと、「ハムストリングス(もも裏の筋肉)」をメインに鍛えることが出来ます。
ハムストリングスというのはあくまでいくつかの筋肉の総称(大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋)ですが、この筋肉をどうしてこのマシーンを使って鍛えることが出来るのかが分からないと、効果的にトレーニングをすることが出来ず、
「あれ?これ合ってるのかな??」
となる可能性が格段に高くなります。
そうなる原因は、鍛えようとしている筋肉のことを理解していない、ということにあります。
筋肉は場所と役割を抑えること
じゃあ、実際に上記の「ハムストリングス」を例にちょっと考えてみましょう。
まず、筋肉を理解するためには、その筋肉の「場所」を分かっている必要があります。
医療従事の仕事をされている方以外は大体の位置で構いません。ハムストリングスと聞いたら、「もも裏の筋肉」。これくらいの理解でOKです。
じゃあ、次はその筋肉の役割(機能)を理解する必要があります。
つまり、「その筋肉がどういう働きを持つ筋肉なのか」を理解するということなのですが、ハムストリングスにおいて把握しておくべきは以下の二つの役割です。
役割①股関節の伸展(しんてん)
役割②膝関節の屈曲(くっきょく)
上記二つは完全に専門用語なのですが、定義上はこういう言い方になります。これを超簡単に言えば、
役割①股関節の伸展→股関節をグイっと前に突き出す(前に反る)動き
役割②膝関節の屈曲→膝を曲げる動き
になります。医学上では身体の動作一つ一つにちゃんと名前が付いてるのでちょっとややこしくなるんですね。
じゃあ、これを理解した上で、先ほどの「レッグカール」をやってみます。はい、もう一度↓

はい、股関節が伸展(伸びた状態)して、膝関節を曲げる、というハムストリングスが持つ役割そのものみたいな動作になりますね。だから、このマシーンでハムストリングスを鍛えることが出来るわけです。
筋肉の最低限の知識が分かってないと、効いてるかどうか分からなくなる
で、こう聞くと「なーんだ簡単じゃん」と思われる方も多いのですが、実際にやってみるとうまくいかないから皆さん困るわけですね。
例えば、上記のレッグカールマシーンの例で言えば、一生懸命膝を曲げることに意識を集中しすぎて、膝は曲がってけど、同時に股関節も曲げて浮いてしまっている人がいます。
プロはこういうのを見逃さないわけですが、いいですか、ハムストリングスは股関節が伸展(伸びた状態)じゃないとキチンと機能してくれないわけです。
ですので、こういうマシーンの使い方をすると、思ったより効いてくれないことになります。
マシーンのいい点というのは、上記のようなことを全く分かっていなくても、見様見真似でとりあえずはマシーンを動かせる点にあります。
でも、基本的にトレーニングというのはマシーンを使おうが使うまいが、ターゲット(狙った)にした筋肉に正しいアプローチをしないと効果的に鍛えることは難しくなるわけですね。
ですので、結論としては(あくまで僕の)、まずはパーソナルトレーニングでもなんでもいいから、最初に正しい知識と技術を習得してから、スポーツクラブに行くのはその後で、ご自身の作りたい身体をどんどん作っていけばいいと思います。
本日の格言
「急がば回れ」
本当、この仕事を何年もさせてもらっていると、こんな言葉がよく頭をよぎることが多々あります。
ゴルフでもなんでも、「最初にプロに習った方が結局早い」とはよく言われますが、本当にあるあるなのが
「スポーツクラブに入会したけど、マシーンの使い方が全然分からないし、とりあえずランニングマシーンでちょっと走って、風呂入って帰ってます」
みたいな方がいかに多いことか。それはさすがにジムに行かなくても出来ますよと。
身体作りというのは、もちろん一般の方からすれば細かい部分というのは日々スポーツ科学を進化しているので色々理論も変化していきますが、大事な部分は一度習得すれば一生ものになります。
ですので、是非これから身体作りをご検討されている方はちゃんとプロに習うことをおススメします。
ではでは
studio kinari ミナミ
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