【久々にちょっとマニアック記事】お尻なのに「大腿方形筋」
こんにちは!沖縄那覇のパーソナルトレーニングスタジオstudio kinariのミナミです。
本日はというと、最近ではなるべく多くの方に記事を読んでもらおうと思い一般的な記事ばかり書いていたのですが、はっきり言って
飽きた
ので、僕の専門であるお尻の筋肉について書いていこうと思います(誰得)。
本日書いていこうと思うのは、「大腿方形筋(だいたいほうけいきん)」という「大腿」とついているから思わず太ももの筋肉と思いきや実はお尻の筋肉という名前の由来が謎の筋肉。
□本日の目次
■「カナリジダガ」の深層外旋六筋の一つ
■大腿方形筋ってどんな筋肉??
■具体的にどんな動きのときに使う筋肉なの??
■大腿方形筋を鍛えるときは必ずサブターゲットになる
■聞いたことなくても、しっかりと働いてくれる。それがインナーマッスル
【久々にちょっとマニアック記事】お尻なのに「大腿方形筋」
「カナリジダガ」の深層外旋六筋の一つ
というわけで完全なる独走態勢で始まりました本日の記事でございます。去年の夏ごろは読む人のことをフルシカトでこんな感じの「誰がそんなこと知りたいんだ」みたいな記事を日々更新していて、お客様より
「最近のブログ、マニアック過ぎて全然ついていけないんだけど」
と言われた始末であります。でも、よく考えたらこの時期(夏)は他の人もたくさんダイエット関連の記事を更新されているので、一人くらいこんな感じの記事を更新しても何にも問題ないでしょう。
さて、僕のスタジオにいらした方なら必ずと言っていいほど覚えさせられる「深層外旋六筋(しんそうがいせんろっきん)」。
その名の通り、「深層=インナーマッスル」「外旋=大腿軸を中心として外方へ回旋する動き」「六筋=6つの筋肉」ということで、要するに
「股関節を外旋するために必要な6つのインナーマッスルの総称」
ということです。で、今回ご紹介する大腿方形筋はその中の一つです。
余談ですが、医療従事者であればこの辺の筋肉のごろ合わせで「股関節、外旋しすぎてカナリジダガ(かなり痔だが)」という覚え方をかつてしたなーという方も多いのではないでしょうか。一応列挙すると、
カ:下双子筋(かそうしきん)
ナ:内閉鎖筋(ないへいさきん)
リ:梨状筋(りじょうきん)
ジ:上双子筋(じょうそうしきん)
ダ:大腿方形筋(だいたいほうけいきん)
ガ:外閉鎖筋(がいへいさきん)
です。一般の方が覚える必要は全く無いです。
ですので、名前こそ「大腿」とありますが、ふとももに作用するわけではなく、股関節の動きに作用する筋肉の一つとなります。
大腿方形筋ってどんな筋肉??
まず写真で確認しましょう↓

うわ、小さ・・・と思われた方もいるかと思いますが、これだけを鍛えようとする人はまずいないと思いますし、というか多分無理です。
こちらの筋肉は股関節の下部にあり、下双子筋の下に位置する筋肉で、その形は四角く扁平であります。(だから方形筋というのは納得できるところ)
実際にどんな働きをしてくれる筋肉なのかというと、有名どころで言えば大殿筋(だいでんきん:お尻最大の筋肉)と同様に股関節の外旋に貢献します。ちなみに、深層外旋六筋の中では最も股関節外旋運動に対しては最も貢献度の高い筋肉ですが、外閉鎖筋とともに、わずかながらではありますが股関節の内転運動にも貢献する筋肉でもあります。
大殿筋などのアウターマッスルを除けば、股関節の外旋動作ではこの筋肉が最も強力なのです。
具体的にどんな動きのときに使う筋肉なの??
じゃあ、実際にどんな動きのときに使うかという話ですが、何度も言うように「股関節の外旋」の動きの際に使われるわけですから、例えば
・立位や歩行時に身体の向きを変えるときの軸足の動き
・平泳ぎの股関節の動き
・キックボクシングなどで脚を上げてガードするとき(格闘技では少し外旋気味に広げてガードします)
のような動きをするときなのですが、どうでしょう、イメージできるでしょうか。
もっと言えば、ジムにある「ヒップアブダクションマシーン」なんかは完全にこの動きですね。(外旋運動だけではありませんが)
あとは、「インナーマッスル」と呼ばれる筋肉全般に言えることですが、骨格そのものを支持する(支える)役割がありますので、他の深層外旋六筋とともに骨盤の安定化をさせるというような働きも是非抑えておいてほしいところであります。
大腿方形筋を鍛えるときは必ずサブターゲットになる
で、あまり需要はないかと思いますが、この筋肉を鍛えるときはどうすればいいのかというと、言ってしまえば
脚やお尻の筋肉を鍛えるときはほぼ自動的にサブターゲットになっちゃう
というのが結論で、例えばランジのような一見すると脚を鍛えるような動作であっても骨盤周りのバランスを取るために股関節の外旋筋群が働きますし、↓

例えば、中殿筋(お尻の横の筋肉)を鍛えようとした際のトレーニングで、バンドを使ったアブダクション動作などでもメインで鍛える筋肉は中殿筋になりますが、必ず股関節の外旋動作が同時に行われるのでやはりサブターゲットに「なってしまう」わけです↓

聞いたことなくても、しっかりと働いてくれる。それがインナーマッスル
というわけで、本日の記事は別に誰かの為に書いた記事ではなく、完全なる自己満記事でございます。
僕自身は本来はこういった細かい筋肉への探求が日常の趣味だったりするのですが、あまり大腿方形筋に関しては実はドクターと話していても話題が上がってこないことが多いのです。
強いて言えば、僕がこのへんの「筋肉!筋肉!!」と躍起になっていたときに、
座骨神経と大腿方形筋が癒着すると、大腿方形筋が短縮位となって大転子の前方移動に制限がかかる。すると、股関節の屈曲・内転制限がかかる。
という話を聞いたことがあるくらいで、まだまだ勉強不足の領域です。(もしどなたか詳しい方がいればお声がけ頂ければ嬉しいです)
というわけで、こんな感じの記事。しばらく続けようと思います。しばらくの間、いわゆる「一般的なダイエット記事」は他の方にお任せします・・
ではでは
studio kinari ミナミ
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