【背側骨間筋】マイナーと言えばマイナー。でも足部機能には重要な筋肉のご紹介

こんにちは!沖縄那覇のパーソナルトレーニングスタジオstudio kinariのミナミです。

沖縄は本日13日(ウンケー)ということでお休みの方も多いのではないでしょうか。当スタジオも本日はお休みを頂いておりますが、生まれも育ちも東京の僕はお盆でお休みではなく単純に定休日で休みという、なんだか損した気分であります。(だから明日は普通に営業中)

さてさて、夏といえばダイエットに敏感になる方が増え、多くのダイエット関連が発信されている中で僕だけが時代に逆行して勝手に「これ、誰が読むの??」というようなちょっとマニアックな筋肉のご紹介をしております。(※前回の虫様筋の記事、ご覧頂きましたか??

とはいえ、人体に存在する筋肉というのは長い人間の歴史の中で「必要だから現代まで残ってきた」器官であるので、一般的に知られていなかったとしても実は重要という筋肉ばかりなのです。

そんなわけで本日はこれまた、マイナーだけど人体にとっては超重要な「背側骨間筋(はいそくこっかんきん)」のご紹介をしていこうと思います。

【背側骨間筋】マイナーと言えばマイナー。でも足部機能には重要な筋肉のご紹介

□背側骨間筋(はいそくこっかんきん)ってどんな筋肉??

というわけで本日も参りましょう!まず、背側骨間筋(はいそくこっかんきん)という筋肉がどこにあるのか分からない方が多いかと思いますので、まずはコチラの図をご覧頂きましょう↓

「えぇ・・・なにこの筋肉・・・」

という声が聞こえてきそうですね。これでも、気付く人はお気づきになられるかと思いますが、こんな小さい筋肉なのに二頭なんですね。面白くないですか??(多分ほとんどの人にとっては面白くない)

※ちなみに二頭とは、筋肉の一端が二つに分かれている筋肉のこと。例えばいわゆる「力こぶ」の上腕二頭筋なんかも二頭筋の一つです。

で、以前の記事の中でも「足の裏は四層構造」という話をちょろりと書かせて頂きましたが、こちらの背側骨間筋はその中でも最も深層にある筋肉です。

ちなみに、足部って学問上は三つのパーツ(前足部・中足部・後足部)に分かれるんですけど、こちらの背側骨間筋はその中の「中足部」にある筋肉。っていうのを書こうとしていてふっと思ったんですけど、このサラッと書いた「中足部」がどこなの?というのを理解するためには実はちょっとややこしくて、簡単に書けば

ショパール関節(横足根関節)からリスフラン関節(足根中足関節)の間

なんですけど、じゃあこの

ショパール関節ってなに??

リスフラン関節ってなに??

となるのは当たり前のことだと思うんですけど、そもそも足の骨は片足で28個あって、骨と骨が接地するところには「関節」が出来るので実は足って体の中で大して大きくない癖に

関節の数はめっちゃ多い

んですね。先ほど書いたショパール関節とかリスフラン関節は氷山の一角で、他にもMP関節、DIP関節、PIP関節、距腿関節、距骨下関節、楔立方関節、楔間関節、楔舟関節・・・

などなど、初めて聞く方にとってはそもそも「人間って関節の数そんなに多いの??」と思われるような話だと思うんですけど、めちゃくちゃややこしいじゃないですか。しかもそれだけ骨があって関節があるということはそれらをつなぐために筋肉も人体もめっちゃたくさんあるということです。

だからね、意外と脚とか足をメインにしたトレーナーがいないのはこれが原因だと思うんですよね。だってこんなの好きじゃないと勉強してられないじゃないですか(笑)

大胸筋!とか、広背筋!!腹筋!!!みたいに、鍛えたからすぐにボディメイク的な効果が実感できるところじゃないですしね・・・とにかく分かりにくい上に、そもそも学習が難しい。

□背側骨間筋の機能とは??

前回同様、どうしても自分の専門分野のことを書いてると話が脱線しがちですが話を元に戻すと、次に皆さまが知りたいことは

じゃあ背側骨間筋はどんな役割(機能)があるの??

ということでしょう(多分誰も求めてない)。承知しました、お伝えしましょう。

冗談まじりに書いていますが、実はこの筋肉、かなり重要です。実際、背側骨間筋とアキレス腱(ヒラメ筋)を使うだけで歩けちゃうそうですし。

この筋肉の中で今回知っておいて欲しい機能というのは実は一つしかなくて、それが

足部の位置取り、制御に貢献する

ということなのですが、めちゃくちゃ分かりにくいと思うので分かりやすくいえば、

足全体のバランスを取る

ということです。

一応、背側骨間筋の機能を記載しておくと

① 第二~第四MP関節(中足趾関節)を屈曲、第二~第四PIP関節(趾節間関節)を伸展
② 第二~第四足趾を外転、第二足趾は内転
③ 中足骨の位置を保持
④ 足部の安定と制御

ということになるわけですが、ここで覚えて帰って欲しいのは④足部の安定と制御という点。

背側骨間筋は足部の一番深層にあるインナーマッスルで、この筋肉が萎縮すると足部の感覚が鈍くなり、足の状態を脳が正しく判断できなくなるので、立つ、歩く、走る、といった動作をするときに偏った筋肉の使い方になってしまいます。

専門的に言えば、

足の状態を脳にフィードバックする

ということです。はい、難しい言葉が出ましたのでこちらも解説しましょう。

□フィードバック制御とフィードフォワード制御とは

これら二つの言葉を一言で言えば、

人間の体の動作や姿勢を制御・調整する仕組み

ということですが、これもまた分かりにくいですね。説明をしていきます。

まず、フィードバック制御ですが、「感覚器からの情報を脳が集約、分析をして動きを修正する指令を送る制御方法」ということです。

これがですね、以下の三つから成るわけです。

① 感じる:感覚器が姿勢の変化や動きを感じて
② 集約・分析:その感じた情報を脳が集約・分析して
③ 動く:分析した結果、動きを修正するための指令が筋肉に送られる

という3ステップです。つまり、今回の背側骨間筋の例で言えば、

というサイクルで回っていて、常に体は筋肉と脳で情報を送りあっているわけですね。

これですね、今サラッとサイクルと書いたんですけど、

指令→活動→修正指令→活動→修正指令・・・

というサイクルで動いているため、別名で「閉ループ制御」とも言います。

じゃあ、もう一つのフィードフォワード制御とは何なのかというと、

「経験をもとにした予測で、必要な筋力の大きさを決定する制御方法」

ということなのですが、これもまた分かりにくい説明なので例を出します。例えば、ご飯を食べるときにお茶碗を左手で持つとしましょう。そのときにダンベル20kgを持つ勢いではお茶碗を持つことはしませんよね??

つまりですね、これまでの経験をもとにした予測で必要な筋力の大きさを決定した、ということです。

ちなみに、このフィードバック制御とフィードフォワード制御というのは混在して普段我々は活動しています。

例えば、50kgのバーベルをかついてスクワットをしようとしたとき、最初に持ち上げるときは「これくらいの力で大丈夫かな??」という具合に、これまでの経験で筋力を発揮しますが、それが強すぎるかもしれないし、弱すぎるかもしれないし、はたまたあともうちょっとだけ筋力を発揮すればOKの状態かもしれない。

ということを今度はフィードバック制御で脳が情報を分析して、「あともうちょっとこうしてみよう」という指示を必要な筋肉に出して、正確な動作を行います。

なので、実はこの二つの制御を組み合わせて人間は動きの力加減やスピードやタイミングを調節して動いているんですね。すごくないですか?人間の体。こんなことを大して考えなくても勝手にやっちゃうんですよ??

どうでしょう。人間の体、面白くなってきたでしょう!!!(みんなここまで読んでくれてるのかなぁ…)

□結局、足は体の「土台」だよね。土台を鍛えよう!

というわけで、本日の話は背側骨間筋の話からフィードバック制御・フィードフォワード制御の話へと広がっていきましたが(想定外)、結局はこれなんですよ。

足は体の「土台」

もう僕の記事をご覧になっている方であれば耳にタコが出来ていることでしょう。

家の土台が崩れれば家そのものが傾いてしまうのと同じで、人間の体を支えてくれている足が崩れてしまえばその上は崩れて当たり前。という話。

その中でも重要な意味を持つのが今回の背側骨間筋なわけですが、じゃあどうやって鍛えることが出来るのかというと簡単です。もう一度上記に書いた機能をご覧頂きたいのですが、背側骨間筋の機能には

① 第二~第四MP関節(中足趾関節)を屈曲、第二~第四PIP関節(趾節間関節)を伸展
② 第二~第四足趾を外転、第二足趾は内転

という機能がありますので、簡単に言えば

「足の指をグー(丸める)にする。足の指をパー(開く)にする」

これだけです。これがねぇ、意外と皆さんやらないし、実際にやってみると出来ないんですよね。出来ても、「私は出来るからやらなくていいや」ってなっちゃう人が多いし。

筋肉を使うって、「出来るからOK」じゃないじゃないですか。じゃあ、例えば「スクワットの動作は出来るから、やらなくても大丈夫」とは絶対にならないですよね。

この足の指をグーとパーにするのも立派なトレーニングで、全力で20回くらいやってみてください。ものすごい疲れるので。

特に沖縄の方は、普段歩いてない方がほとんどだと思います。だからスタジオにいらっしゃるお客様の大部分が、脚よりもまず足の筋肉から鍛えていかないとね、と言う話になるわけです。

□なんと、次で200本目の記事!

あ、気が付けば今回もかなり長めの文章を書いていましたので、今回の記事はこれくらいにしようと思いますが、今回の記事で「199記事目」です。ということは、なんと次の記事で

200本目

の記事更新ということになります。(わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!)

最近は数日に1本というペースで、忙しくて書かない時期は1か月2ヵ月放置みたいな時もありましたが、去年の今頃といえば朝起きたら国際通りのスタバまでチャリこいで行って毎日ひたすらブログを更新するみたい記事もありました。

そんなこんなで200本目の記事は何を書こうかな・・・と思っているわけですが、僕のブログなので超絶マニアックな記事を書いてもいいなと思う反面、やはりここまで更新し続けてこれたのもいつも見てくださっている方々がいてのことですので、たった2~3年のスタジオの歴史ですが、感謝も込めてちょっと振り返ってみようかな・・・と思います。

というわけで今回はこんな感じ。

ではでは

studio kinari ミナミ

ミナミヨシトが運営するstudio kinari(スタジオキナリ)に一度体験にいらっしゃいませんか?

もしあなたが「パーソナルトレーニングなんて自分には関係ないし・・」と思われていたら、それは違います。
私が運営するstudio kinariでは、

「お客様がなぜ理想の体にならないのか?」

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という、理想の体にするために必要なことを、プロのトレーナーとしてお一人お一人のお体をカウンセリングしてお伝えしてきます。そして最終的にお客様がご自身で自分の体をコントロールできる状態にすることが私の仕事です。

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